思い出のおもちゃ
ニンテンドーDSです。百貨店の店頭に立って新発売のソフトの遊び方を説明する仕事があり、先輩から本体をお借りして2日間ひたすらゲーム。楽しいというよりは必死だった記憶があります(笑)。
| 2005年4月~ | 関西営業所 営業・仕入担当 |
| 2015年6月~ | 観光物産事業部 関西営業所 営業企画担当 西日本営業責任者 |
| 2025年7月~ | 観光物産事業部 責任者 |
観光物産事業部の仕事について教えてください。
全国の観光地の名物やシンボルがモチーフの「ご当地ピンズ」を、ガチャガチャ形式で観光客の方々にお届けしています。新商品の開発から製造現場への発注、飛び込み営業から商品の補充・集金までを一貫して手がけていて、お客さまは観光地の土産店や城郭、水族館、タワーや神社仏閣など日本中の観光地です。現在は、ピンバッジだけでなく、キーホルダー、フィギュアなど幅広い商品を展開しています。「ここでしか買えない」という希少価値が評価され、新商品のリリース点数、売上ともに順調に増えており、観光地のカプセル自販機は当社がシェアNo.1です。
また、ライセンスをお借りして有名メーカー様のキーホルダーをつくったり、全国各地のご当地キャラクター商品も手がけています。海外の方を中心に旅行者が大幅に増え、キャラ商品の動きも活発です。
商品企画は、どのように進められていますか?
自分たちで「こういう商品があったら面白いよね」と企画する場合と、お客さま(観光名所の関係者)から「こういうものをつくりたい」とご要望をいただいてスタートする場合があり、割合的には全体の約7割が石川玩具発の企画です。自分たちの企画が商品になって売れていくのは発案者として最高に幸せで、街なかでグッズを持っている方を偶然見かけると、お礼と併せて「それ、うちの商品なんです!」と伝えたくなります。さすがに我慢しますけど……(笑)。
残り3割は、当社が提案した「ご当地ピンズ」をきっかけにご縁ができて、後日ご要望いただくというケースが多いですね。お客さまからお客さまへのご紹介といった、横のつながりでご縁が広がることも多く、ありがたいです。
仕事をする上で、意識していることはありますか?
直前の回答と重なりますが、人とのつながりを大切にしています。商売はやはり人対人なので、「この人だから買う」「この人と仕事をしたい」と感じていただけるよう、誠実な行動を心がけています。部下は「Sさん、一日中しゃべってるな」と思っているはずです(笑)。言動を一致させ、雑談も交えながら地道に信頼関係を築くようにしてきました。また、お客さまとのつながりを深めて商売につなげたいという想いはもちろんありますが、観光名所の経営者と直に話せる機会は、一人の人間として得難いものです。会話を通して経営者の考え方、アイデアを学ばせていただける時間は大きな財産になっています。
社内のつながりも意識的に保つようにしています。元々、社員同士仲がいいですし、最近はゴルフを始めたので、同僚と一緒に周るようになりました。
仕事をする中で、ワクワクを感じる瞬間を教えてください。
飛び込み営業から始め、売上が立つまでのプロセスにワクワクします。自分でカプセルトイが売れそうな場所を見つけて交渉し、商品を企画販売して売上が生まれ、お客さまの「ありがとう」という言葉をいただけると達成感でいっぱいになります。なので、プライベートで観光地へ行っても、店舗のちょっとした隙間を見つけては「ここにガチャガチャ置けそう」「この人通りなら毎日これくらいの売上になるな」などと考えてしまいますね。上手くいかないことも多いですが、0から何かを生み出すことに面白さを感じるタイプなんだと思います。ただ、当社は基本的にルートセールス(決まった会社への営業)なので「飛び込みなんて……」という方も安心してください!
「上手くいかない(売上が上がらない……)」とき、どのような対策をされますか?
とても地道なのですが、ガチャガチャを置いてくださるお客さまと話し合い、ガチャガチャの機械を数センチ単位で前に出してもらったり、ディスプレイのパネルを明るくしたり、パネルに商品を貼り付けてリアル感を高めたりと、細かい改善を重ねています。こんな小さなことでも、翌週に売上が劇的に上がったりもするので、大変ですけど面白いです。一人のアイデアには限界があるので、全国の売り場で蓄えられていく知見を横展開したり、常に「どうすればうまくいくか」をチームで前向きに話し合い、即実践するようにしています。
今後の目標を教えてください。
「ご当地ピンズ」で世界の観光地を席巻することです。数年前から「世界制覇」を夢物語として語っていましたが、訪日インバウンド客の増加とともに、日本でガチャガチャを回した人数も飛躍的に増えています。当社も、有名観光地にガチャガチャ専門店をつくりました。インバウンドの方が大型バスで乗りつけ、お気に入りのガチャガチャを回していく光景は、もはや「ガチャガチャ体験」そのものが観光資源かもしれないと感じるほどです。サッカーや野球のスタジアムに置きたいというお話もいただいているので、海外展開のチャンスを積極的に掴んでいきたいです。

